関東周辺徒歩キャンプ

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「大人のキャンプ場 笑うふくろう」プレオープン~前編~(2021年4月)

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那須にできたばかりのキャンプ場『笑うふくろう』のプレオープンに行ってきました!

私にとって人生初のキャンプです

 

もうね……女性でソロキャンプしたい方にぜひおすすめしたい!

 

コンセプトが「静かさを楽しむ大人のキャンプ場」

女性限定(カップル可)

一日限定10組前後

 

これ見ているだけで良いなって思うでしょ?

 

敷地が広いので人目を気にすること無くキャンプできます。

基本女性限定なので安心感もありますね。

 

他にも初心者の私でもキャンプできるくらい設備が整っていたし、

またオーナーさんが優しいんですよ。今回色々と助けてもらいました。

おかげで楽しいキャンプができましたよ!

 

正式オープンは5月1日から。

この度クラウドファンディングの支援者はプレオープンに招待いただけるということで行ってきました。

 

 

新宿から『笑うふくろう』まで

新宿から友愛の森まで高速バスが出ています。

今回乗車したのが那須・塩原5号。

バスタ新宿10:20発~友愛の森13:30着。

運賃3,230円(片道、得割+ネット割の値段)

※現在コロナウイルスの影響で運行本数を制限しているようなので、バス会社のHPをよくチェックしておくことをおすすめします。私が予約したときは一日二本しか運行していませんでした。

 

バスタ新宿

コンビニやお土産屋さんがあります。

素晴らしいのがトイレ!

広くて個室の数も多いです。個室もキャリーカートが楽々入る広さ。

 

ちなみに今回持っていった荷物。

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こんな大荷物になるとは思わなかったよ……

「キャンプ行くのにダンボールかよ」って感じですね。初心者感満載。

 

というのも今回が初キャンプ。

「この趣味が続くのかわからない……」

「キャンプギアで悩む」

なので大きいギアはレンタルしたんですよね。

 

ダンボールの中身はテント、チェア、テーブル、スリーピングマット。

アウトドアギアレンタル『そらのした』でレンタルしました。

 

前日はテントを試し張りしてみたり、チェアを組み立ててみたり大騒ぎ。

色々とギリギリすぎる準備となりました。


コロナ禍なのでバスのトランクに入れるのはセルフサービスになっていました。

このダンボールのサイズ、バス規定の総容量0.027立方メートル(概ね30cm×30cm×30cm)を超えてるんですよね。

「断られるかな」と心配してたんですが何も言われず。

そもそもキャンプ用のザックでこの規定内に収めるの無理な気がするんですが、どうなのかな。

 

コロナ禍もあり乗客は少なかったです。1/4くらいしか埋まってなかったかも。

途中、佐野サービスエリアでトイレ休憩がありました。

 

友愛の森

道の駅、友愛の森に到着。

野菜、弁当、おまんじゅう、民芸品などの販売、

ソフトクリーム等の軽食のあるイートイン、レストランもあります。

トイレもあり、旅行者の良い休憩場所になってました。

 

スーパーダイユー

友愛の森から歩いて8分くらいの場所にスーパーがあります。

薪、炭、チャッカマン等のキャンプ道具、花火まで揃ってました。

 

友愛の森~笑うふくろう

今回、オーナーさんに送迎していただきました。

お一人でやられているのに無理を言ってしまったな……と反省。

荷物もでかいし。

 

徒歩キャンパーさんはバスで行くことになるかと思います。

那須線で友愛の森13:59発→14:03着(片道290円、平日)というのが出てました。

4分で到着するみたい。

 

『笑うふくろう』到着

設備について

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入り口で水仙がお出迎え。可愛い……!

 

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管理棟でオーナーさんとおしゃべり。ハーブティー美味しかったです。

 

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右から飲料水水道、作業台(手洗い用ソープあり)、ゴミ箱。

 

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右から灰入れ用の缶、洗い物用水道2つ。

洗い場の中にはスポンジと石鹸がありました。

 

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トイレ。

ボタンを押せば水が流れますが、水量が足りない場合は水を噴射できる器具で流すようです。

 

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キャリーワゴン。

サイトによっては遠かったり、途中の道が凸凹しているので、かなり便利。

今回持っていったBUNDOKのキャリーカート(車輪大きめ)でも運ぶことはできましたが、ちょっと危なっかしかったです。

車輪が小さいキャリーカートやスーツケースはワゴンに載せていった方が良いかも。

一番良いのはザックを背負っていく方法かな。小回りが効くので。

 

広い敷地

オーナーさんにキャンプ場を案内してもらいました。

想像していたよりだいぶ広くてびっくり!

キャンプ場ってテントの距離が近い、密って印象だったんですよね。

 

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ウッドデッキ、一番近くてもこれだけ離れてました。

これなら人の視線を気にせず、のんびりキャンプできますね。

ちなみに今回は私一人! 貸切状態でした。

 

多種多様なサイト

サイトもそれぞれ違っていて面白かったです。

 

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山が一望できるサイト。

 

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小川のせせらぎが聞こえるサイト。

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福寿草に囲まれたサイト。開花シーズンになったら素敵なんだろうな~。

 

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成長したら木陰を作ってくれそうなサイト。


私は初心者なので管理棟、水場に近いサイトにしました。

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ここも桜が見えて綺麗なんですよ。


初めてのテント張り

今回はクロノスドーム2型をレンタル。

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以前の記事でこう書いてました。

広い前室があるから前室での調理しやすそう。

重量は2.43kg、ここで紹介する6つの中では一番重いけど、2キロ前後なら徒歩キャンでもギリOKな気がする。

 

で、実際に持っていった感想ですが……

徒歩キャンプではちょっとかさばるかなあ。

 

キャリーカートに積めば楽に持っていけそうなんですが、そもそも新宿での移動が大変なんですよね。人多すぎて。

人の多い場所で機敏な動きをしづらいキャリーカートはかなり邪魔になる。

なので次はザックを背負って行くスタイルにしようと思っています。

人の多い場所でも邪魔にならないし、キャンプ場でワゴンが足りない場合も背負っていける。小回りも効くし、個人的にそのほうが合っている気がしました。体力はそこそこあるし。

テントに関してはもう少しコンパクトなものを探そうと思います。

 

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テント設営完了! なんとか形になりました。

 

ちょっとウッドデッキからはみ出してるのはご愛嬌。

ウッドデッキは183cmx183cm。

クロノスドーム2型のインナーテントは230cm×130cm。

微妙にはみ出るのは想定内でしたよ。ふふ……


ウッドデッキの上にテント張るのは整地の手間がいらないので楽ですね。

グランドシートも汚れない

地面から離れているから寒さも軽減されているかも

 

オーナーさんによるとテントは地面に張り、ウッドデッキを遊び場にするという人もいるようです。

ここに焚き火シートと焚き火台を置いて、地べたスタイルで眺めるのも良いかもしれません。

 

チェアはHelinoxサバンナチェア

店で見た時は「徒歩キャンプでもギリ持っていける大きさじゃない?」と思ってたんですが実際持っていくとかなりかさばることが判明。

個々で見ると小さく見えても、他のギアと並べるとかさばって見えるんですよね。

ウッドデッキが椅子の代わりになることを発見したので、次行く時はチェアは持っていかないことにしました。

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↑ ウッドデッキに座りながら食事ができる。

 

テーブルはCAPTAIN STAGアルミロールテーブル

これも「ソロキャンプならもっと小さいのでもいいんじゃない?」と思いました。

A4サイズの折り畳みでこういうの。↓

私の手の混んでないキャンプ料理ならA4くらいの広さで十分。

 

初めての焚き火

今回プレオープンということもあり薪をサービスしていただきました。

ありがたや……しかも着火剤もいただきました。

 

ネットに書いてあった焚き火の方法を見ながらやってみます。

ねじった新聞紙と着火剤、小枝、中くらいの木の順に乗せ、チャッカマンで点火。

 

ついた!

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しかし、火がついたと思ったらすぐに消え、煙だけが出る状態に……

けっこう難しい。

着火剤のおかげでなんとか赤い光が見えます。なかったら詰んでたかも。


消えてしまいそうになる度にうちわで扇ぎました。

火吹き棒があればピンポイントで空気を送れるので今度探してこようと思います。

 

うちわだと灰も飛ぶんですよね。

それが食材にかかったり、火もなびいてしまうので燃え広がらないかヒヤヒヤします。

そして焚き火台を使っているとはいえ、火の粉が周りの植物に飛んでしまうのも気になるところ。

燃え広がりはしないけど、葉っぱの一部が焦げるのが見えました。

なので、焚き火台シートもあったほうが良さそう。

 

色々あったけど最終的には安定して燃えるようになりました!

今回ストーブを持ってきてないので、焚き火ができなかったらご飯なしになるところでした。

成功してよかった……。・゚・(ノ∀`)・゚・。


焚き火ステーキと焼き芋

焚き火でステーキと焼き芋を作りました。

 

焼き芋の準備。

さつまいもをキッチンペーパーで包み、さらに新聞紙で包んだものを水に浸す。

それをアルミホイルで二重巻きにする。

熾火に入れて60分放置。簡単!

 

その間にステーキも焼きます。

ふるさと納税でもらったソロキャン用の鉄板

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これ1.3kgとちょっと重いんですけど、かさばらないから体力に余裕あったらおすすめ! 肉が美味しく焼ける。

 

洗い物も簡単なんですよ。

  1. 汚れを取っ手にもなるスクレッパーで掻き落とす。
  2. 水を入れて焚き火に戻す。
  3. 水を張ったバケツの中で汚れを掻き落とす。
  4. 濡れた鉄板を焚き火で乾燥させる。

これで終了。

あとは家に帰って油を塗って保存すれば錆びません。

 

ちなみに、このバケツが鉄板にジャストサイズでした。

 

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これは100均で買ったウォータータンク。

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ソロには大きすぎた……

使ったのも鉄板に水を入れる時と、歯磨き用に使ったくらい。

使わない割にかさばるので、次回は小さく折り畳めるソフトボトルにしようと思います。

 

ペットボトル、ナルゲンのボトルでもいいかもしれませんね。

 

ステーキに戻ります。

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火力調整が難しかったんですよね。

もうちょっと強火でガーッと焼いて肉汁を封じ込めたかったんですが、十分鉄板が熱してない状態で肉を投入してしまったため、だいぶ肉汁が逃げてしまいました。

味付けは塩コショウ、オリーブオイル。

美味しいけど、もっとうまく焼けば肉汁も逃げなかっただろうなあと反省。

でも外で食べるステーキ最高でした

 

今度は自宅からステーキ肉を持って行こうと思います。多分その方が割安。

セールで買って冷凍、そのまま持っていくのでもいいかなと。

 

保冷剤も長時間持つものを入れて、

 

クーラーケースも気密性の高いものにして、

 

「今度はもっと美味しいステーキを焼く!」

新たな野望が生まれました。


焼き芋が焼けました。

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やわらか~……なめらか、なにこれ……(語彙消失)

すごいですよ。焼き芋屋の焼き芋みたい!

「安納芋でやってみたい」なんて新たな野望がわきました。(野望湧きすぎ)

他の野菜のホイル焼きも試してみたい。

たけのこ、とうもろこし、ジャガバタ塩辛のせとかも美味しそう~!

 

夜の風景

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日が沈んで夜になっていきます。

月がぽっかり浮かび、星もちらほら見えました。

 

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焚き火の明かりもより鮮明に。

暗闇に映えますね。もっと近くで見てみたかったなあ……

ウッドデッキに焚き火台設置するか、自分が地面に座って眺めるか。

今回は借り物のテントとチェアだったので離れたところで見ていましたが、次回はもっと焚き火を楽しめるポジショニングにしたい。


就寝準備

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ランタン設置。

クロノスドームは上にランタンを取り付けられる輪っかがあります。

ランタンは家にあったものを適当に持ってきました。

そこそこ重く明るさは十分。単三電池4つで動きます。

でもこれ、家の防災用品なので後で自分用のを買うつもり。

 

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マットはmont-bellのU.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 180。

空気を入れて膨らませるタイプ。

レンタルしたら袋みたいな空気入れも一緒についてきました。

厚みは指一本くらいで十分なクッション性あり

そこそこコンパクトだし徒歩キャンプに良さそう。

 

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シュラフは父親が昔使っていたものを借りました。

deuterのマイナスファイブ。すごいでかい。

徒歩キャンプだとこのサイズ結構厳しいんですよね。

キャリーカートなら持っていけるけど、今度からザックのみで行きたいし。

新しいの買おうかな……

 

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↑ テント内、こんな感じになりました。

クロノスドーム2型は2人用なのに荷物置いたらいっぱい。

一人用はどれだけ狭いんだろうか……

 

就寝……するはずが

問題発生。

完璧自己責任なんですが、寒くて寝れない。(・.・;)))ガクブル

 

那須高原の24時の温度が2.1℃。

今回持ってきたシュラフ、deuterのマイナスファイブは-5℃までなら快適に使用できるはずなのですが……どういうこっちゃ?

 

後で調べたところによると快適温度をうのみにするのは良くないようです。

薄手の服だとシュラフの快適温度-5℃に+8℃から10℃くらい足した気温であれば快適に過ごせるとのこと。

↓ 参考リンク

寝袋の限界温度と快適温度の違い&実際の快適温度 季節別おススメの寝袋もご紹介 | ぼるしちのキャンプ&ライフ


今回の場合だと外気温3~5℃なら快適に寝られたのかもしれません。

それか冬用のズボンを履く、エマージェンシーシートを巻きつけてシュラフに入るなど自分で保温性の高いものを着ておくか。

ホッカイロを携帯しておくのも良さそうですね。

 

あと、寒い中ではランタンの明かりが暖色だといいなあって思いました。

見た目で感じる暖かさってあるじゃないですか。

ソロキャンパーさんがよく使ってるたねほおずきが気になります。

 

最後がいまいち締まりませんでしたが、いい経験になったんじゃないかな?

寒い時期に被災した時のために色々揃えておこうと思いました。

普段ぬくぬくと室内にいるからわからないんですね。

自然はいろんなことを教えてくれる。(教訓)

 

ということで、

太陽のぬくもりを待ちながら、後編に続きます。

「大人のキャンプ場 笑うふくろう」プレオープン~後編~(2021年4月)