こんにちは、徒歩キャンパーばたこです。
今回は鉄板とメスティンを使った燻製の作り方をご紹介します。
以前作った燻製器
実は以前も燻製作ったことがあるんですよね。
この時の燻製器はアルミ皿をくっつけて、間に網を挟むというもの。
アルミ皿は折って収納できるのでとってもコンパクト。
でも熱に弱いのが残念。
2回目の燻製の途中で底に穴が空いてしまいました。ちょっと危ない。
その後、ネットで徒歩キャンプ向きの燻製器を探すも、これといったものがなく。
あるにはあるんですが、徒歩キャンプなので持ち物増やしたくないんですよね。
メスティンでもできるみたいだけど空焚き禁止のはずだし。
せっかく買ったメスティンに穴が空いたら嫌だし。
空焚きに耐えうるもの……と考えてピコーン!と思いつきました。
鉄板を使えば良いじゃないかと。
燻製の作り方
- 鉄板にアルミホイルを敷く
- メスティンの内側をアルミホイルで覆う
- 鉄板に燻製チップを投入
- その上にメスティン用網を設置
- 具材を乗せる
- メスティンをひっくり返して蓋をする
- 15分加熱
作ってみた感想
きれいな飴色に燻製できた
この時作ったのが6Pチーズ、小魚ナッツ、ミックスナッツの燻製。
チーズは中とろとろ。
外は燻煙で炙られプチッとした食感。
ナッツも燻製の香りがついて凝ったおつまみのようでした。
これはワインのお供に良さそう。(ワイン飲めない人)
片付けが簡単
ホイルとチップをゴミ袋に捨てるだけ。
ホイルのお陰で鉄板もメスティンも汚れません。
洗い物はメスティン用網を洗うくらいかな。
前菜で燻製おつまみを作っても、その後の調理でメスティンや鉄板をすぐに使うことができるのが良いですね。
コンパクト
鉄板は軽量ではないけど、かさばらないのが魅力。
私は基本スーツケースに入れて持っていってます。(自転車キャンプではかごに入れたり、リュックに入れたり)
デイキャンプ時の収納の様子。
黒いSOTOケースにストーブ、燻製チップ、軍手。
メスティンにメスティン用網、食材。
後ろに鉄板を入れています。
鉄板もメスティンも調理に使うので、それらで燻製も作れるのは一石二鳥といった感じ。
ちなみにバッグはEnduranceExtというカメラバッグを使ってます。
徒歩キャンプには熱燻がおすすめ
実は燻製には3種類あるんです。
- 熱燻:80度以上の高温で10分~1時間燻製する
- 温燻:50度~80度で数時間燻製をする(ベーコンなど、準備に一週間ほどかかる)
- 冷燻:25度以下の低温で長時間燻製する(生ハムなど、2週間~数ヶ月かかる)
例えばベーコンの作り方はこんな感じ。
- ソミュール液(味付け液)につける(3~5日間)
- 流水で塩抜きをする(3~8時間)
- 乾燥させる(5時間)
- 燻製する(2時間)
- 寝かせる(12時間)
このとおり、準備にすごく手間がかかる……!
流水で塩抜きするというのも、もったいない精神の強い人間にはハードル高い。
塊肉の燻製なので燻製器も大きいものが必要だし。
ダンボールを燻製器代わりにできるといっても、徒歩キャンプで持っていくのは大変。
なので、徒歩キャンパーは大人しく熱燻にしておいたほうが良いと思います。
熱燻でも色々できるんですよ。
ゆで卵、チーズ、ナッツ、ベーコン、ウインナー、ヤングコーン、スパム、明太子、ししゃも、かまぼこetc……
ゆで卵や明太子など水分のあるものは冷蔵庫などで乾燥させるのがポイントですね。
水分があるとうまく燻製できないんですよ。(色もつかない、香りもほとんどつかない)
最後に
以上、簡易燻製器を使った燻製チーズとナッツの作り方でした。
この方法なら簡単におつまみを作ることができますね。
洗いものもほぼ出ないし、必要な物も最小限。
徒歩キャンパーには特におすすめですよ。
余談ですが、燻製ベーコンを食べたいなら、市販のベーコンブロック買ってきて燻製するのが良いんじゃないかな。
燻製ベーコンで作ったカルボナーラとか絶対に美味しいと思うんですよね。
手順としてはこんな感じで。
- 鉄板+メスティンで燻製ベーコン作る
- メスティンでパスタ茹でてソース和える
- 最後にベーコントッピング
メスティンを洗わず、すぐにパスタ作りできるのがポイントです。